部分的な修理
ピアノ内部は、とてもたくさんの部品からできています。
「調律」は音程を整えるだけ。ピアノ内部の構造を覚え、正しく機能するように修理できなければ、弾き心地の良いピアノに仕上げることができません。
絶対にマスターしておかなければならない修理から順に、繰り返し学んでいきます。
- 張 弦
- アクション
- 鍵盤
弦が切れていては、演奏も調律もできません。
内部を傷つけることなく、手早く弦を交換し、止音します。
アクションがスムーズに動くように、各部品を繋いでいるピンを交換したり、コードを貼り換えたりします。
鍵盤の剥がれや割れを貼り換えます。
鍵盤の動きを整えるために、ピンを磨いたりクロスを交換したりもします。
オーバーホール
使用頻度にもよりますが、20年30年と使用していると、ピアノも全体的に経年劣化してきます。
しかしすぐ買い替える必要はありません。消耗した部分だけを交換すれば、充分使用できるようになります。
- 全弦交換
- ハンマー全交換
弦がすぐ切れる。うなりや雑音が多い。音が狂いやすい。音の伸ぴがない。
このような状態になったときには、すべての弦を張り替える修理をします。
同時に響板の掃除や、雑音原因部分の研磨などをしますので、見違えるほどピアノは生まれ変わります。
音色が悪化してしまった際には、すべてのハンマーを新しい物に交換します。
傷直し・塗装
気になる傷も、研磨や塗装で直すことができます。
本格的に塗装ボディ全部を塗装することも可能です。